The Frog kingdom of Horror

The Frog kingdom "mummy of girl":100208original久々にオリジナルのラクガキです。

新しいお絵かきソフトを使い始めて、色塗りに対する恐怖心が徐々に薄れてきている事に気がつきました。

版権物はカラーが決まっているので色塗りにもってこいなくらいモチーフに最適なのですが、何せ決まったデザインがありますので、それに沿って描かないと「いけない」と私は考えておりますようで、性格上「崩して描く」器用さが欠如しておるのです。疲れる疲れるプハー。
その点、頭の中にある素材で組み合わせて作りあがるオリジナルはらくちんであります!

変なところがあったとしても、こういうキャラクターだからよいのである。なのです。
あぁ、今回は大変楽しくヌリヌリ描き描きできました…大好きなダークファンタジーシリーズとしてこのまま続けてみようかな。

あああぁ~お絵かき楽しす!!

【今回絵を描いて考えていた内容をピックアップ】
先日、絵を描いている人いない人関係なく、作品を見て作者に感想を述べる最低限のルールについて討論している書き込みを拝見させていただく機会があったのですが…わたくしが見たお話は、作者を目の前にして「ブックオフで買って読みました!」に対してのお話です。

これに付いて、作家さんたちと読者(本をどこで買おうがかまわないじゃないか)の議論がたいへん考えさせられる内容だったのです。
わたくしは本ではなく、個人的に楽しんでいるイラストですが…チクリとココロが痛む経験が何度もありまして、改めてじっくりと掘り下げて思考する機会となり、かなり勉強になりました。

そこで出た私個人の考えとして…
イラスト、漫画、彫刻等の造形物、文章(日記、コラムなどなど)、小説…これら、人の思考がひり出した作品は、製作者の「結晶である」との考えにたどり着きました。
言わば、製作者本体から切り離された分身です。生きておりませんが製作者の分身です。
ですので、目の前で自身の作品を手荒く扱われてしまうと、無意識で自身を手荒く扱われたと感じていると思うのです。
少しでも…チクリと違和感を感じたり「いやだなぁ」なんて感情が芽生えるあの瞬間…ココロはメチャクチャ傷ついているのです。

なので、作品を生み出す方もそうじゃない方も、人様の手で作り出された作品を取り扱う場合「モノ」ではなく「作者の分身」=「人」として扱ってみてはいかがでしょう?
扱い方がわからない場合はこれが一番簡単な方法だと思います。
他者と接する場合と同じように、礼儀と敬意をもって接すれば、製作者さんに悲しい思いをさてしまう粗相がなくなるのではないでしょうか。なんて考えにたどり着きました。
稀に、分身に愛着を持たず切り捨てる「作品」=「排泄物型」もいらっしゃいます…そう、トイレに流したら後はどうなろうと知ったこっちゃ無い型です。このタイプに代表的なのが鳥山明先生ですが…そのためか、切捨て型は感情を切り離した「神」的なイメージが私にはございます。

ブックオフのお話ですが、購入者の財政状況などをかんがえると、必ずしも新品で買うことを強要することが正しいとは思いません。しかし…礼儀と敬意を考えると、中古商品で入手した経緯が作者さんにどのような感情を抱かせるか気づくことができたのではないでしょうか。

ここでもう一つ、この逆を取ると…作品は生きていない「モノ」として認識されているので、作品の扱い方によってその方の人格が現われやすくなります…対人よりも気を使わずに済むのでついつい内面が露呈しやすくなるのです。
人付き合いの目安として、他者の作品に対する取り扱い方をチェックしてみると、何かと役に立つかも知れません。製作者に断りも無く作品を加工したり、自身の作品だと偽る方が親しい間柄に居たらご注意アレ。